もうお金…お金そんな沢山、いるかなあ!?と思ってきました。
そらほしいよ。もらえるなら。くれるならいくらでももらう。
しかしお金儲けはしんどいです。辛いです。沢山お金を稼ぐことは全然向いてません。「生きる」ための「仕事」はきちんとやりたいけど、お金を沢山儲けること、これは性に合いません。
お金儲けは奪い合いの世界じゃないですか。賢い者が自分より少し賢くない者に対し「これがいかにあなたに必要か」を伝えモノやサービスを売る世界やないですか。
そりゃそうですよね、だってお金はある程度希少じゃないと価値が落ちちゃうもん。お金は国家を支えているから価値が落ちたらみんなが困ります。
でもお金に縋っている限り、お金こそが幸せだと思っている限り、幸せを沢山作ってみんなで豊かになることはできないんだよ。お金は大事、大事だからこそ総量を増やせない。だから奪い合うしかない。
私はもう本当に苦手なんです。何かを独占や所有するために人の心理を利用することは嫌なんです。いつも本質的とまでは言いきれないことのために、自分を満たせない作業のために、かといって他人のためになるかというとそれもなんともいえない瞬間もそこそこ多いことのために、人生のうちの長時間を使うのが辛いんです。どうしても体調が悪くなるんです我慢しようとしても…。
世の中にはお金を稼ぐことが大好きで、正当な方法でバリバリ稼いでどんどこ貯金したりバンバン使ったりしている人もいます。それはそれで素晴らしいです。本当にかっこいいですよ。私はそういう人を尊敬するし有難いと思っています。お金が好きであればあるほど心満たされる人はいくらでも稼いでほしい。それが幸せに感じる人はぜひそうやって幸せに生きてほしい。ただ「私の好みではない」というだけの話なんです。
お金儲けしようと思ったらこだわる時間が取れないのが難しいんですよね。時間や予算に追われ、他人の色んな意見に揉まれて自分の心に余裕がなくなり、なんとか出したものは自分にとっても他人にとっても5割6割(いい場合は7割)の意味しかなくて、それを「5割6割満たせてたら意味ある」と思える人なら別にそれはそれでいいんですけど、私はそう思いにくい性格だから、本当に辛いんです。
私は世界の幸せの総量を増やしたいんです。自分が所有するものや独占するものを増やしたいんじゃないんです。
だから例えば、自分が持ってる「まだまだ綺麗で着れるしトレンドにも沿ってるけど似合わなくなった服」を自分の手元に仕舞い込むよりは、近所の子供にあげて「可愛い服やったし喜んでくれたら嬉しいな〜使えるお金が限られてる子供のうちはファッションの選択肢が増えるだけで嬉しかったりするもんね。いらんかったら破棄してくれてもいいし。一着で2人を幸せにしてくれた(かもしれない)なんて有難い服やな〜」と思う方がずっと幸せになれる性格です。
お金に余裕ないから、爪の保護のためにネイルしたくても(爪よわよわなので乾燥する冬に水仕事してたらすぐ割れてお肉見えちゃうんです)サロンは行けないんですけど、でも自分でやるの楽しいんですよね。すごい時間かけてどうでもいいところにこだわって、仕上がりは大したことないんだけど好きなだけこだわれたことが嬉しくて楽しくて、爪が目に入る度に幸せな気持ちになるんです。そういう性格です。
もし私の手元にお金があっても誰かのために使っちゃうんです。寄付とか好きだし…自分の手元に置きたい気持ちが薄すぎるから稼げないんだと思います。自分の手元にそんななくていいからもっとそれを必要とする人がいるならその人にあげたい、そういう性格だとお金を沢山稼ぐことは難しいです。
それに、本質的に相手を満たしたいと思った時に必要なものがモノやサービスを販売することでないことも多いから、人の心を芯から豊かにできるような、笑顔、気配り、思いやり、言葉、寄り添いなどに時間を使いたいなって思う瞬間が沢山あります。
そうやって過ごしてたら時間や気力もめちゃ使う。喜んでくれる人は多いけど、お金儲けするキャパは残らない。体力ないしね…持病もあるし…。
ほんで「もうええか」って思ってきました。お金があんまり稼げてないと将来が不安という大きすぎるデメリットがありますが、もう私、29年も生きてるし。虫や野生動物、日本以外の国や地域に生きる方々など、この地球が誕生してから生まれて亡くなった全ての命の中では、29年も生きられた個体ってかなり長生きしてる方だと思います。
人生の密度も濃かったです。いっぱい笑ったしいっぱい悩んだしいっぱい色んなことがありました。もうええかなって思います。これからは世界の幸せの総量を増やすために人生を使いたい。
私はいつか必ず死にます。死ぬ瞬間はそんなに怖くないと思います。抗えない終わりが突然来るだけ。絶対来ると分かっていたものが本当に来るだけ。タイミングは自分では選べない。
それなら大事なのは今ですよね?今沢山楽しさを感じて、沢山幸せを共有して過ごせたら、もうそれ以上のものなんてないんじゃないですか?