今、大阪のあべのハルカス美術館でやってるコシノジュンコさんの美術展を見てきました!あべのハルカス美術館は初めて行きましたが、同じ建物でクリスマスイルミネーションもやっていて穏やか和やか賑やかで楽しかったです。
こちらのコシノジュンコ展、SNSで上がっているマネキンの写真を見た感じは「へえ〜なんかあんまり好みじゃなさそ」と思ったのですが、みんな「すごかった」や「よかった」と書いているので「実物を見たらやっぱりすごいんじゃないか?」と思って気になって足を運びました。
つまらんかったらつまらんかったで楽しいじゃないですか?私は楽しいと思えるものもつまらんと思えるものも好きなんです。自分の心を反応させてくれるものならなんでも、自分のことをより理解していくためのヒントになってくれます。
そしたらね!やっぱりすごくよかったです!
SNSでマネキンが衣装を着ている写真だけ見てもよく分からなかったのですが、美術展ではモデルが着用しウォーキングしている動画や写真も展示されていて、どちらかといえばそれがすごく印象に残ったんですよね。
マネキンが作品を着て立ってるだけだと私は「服やな」としか思えないのですが、モデルさんが着て動いている動画を見ると「本当に美しいな」と感じました。
服もモデルさんも内側からの魅力が引き立って見えました。人間が着て動くからこそ双方の輝きが最大限に発揮される服って素晴らしいですよね。人が何のために着飾るのかをよく突き詰めて考えた人だからこそ作れるファッションなんやなと思いました。
美術展ではコシノジュンコさんが高校生の時に描かれた裸婦のデッサンも展示されていたんですけど、本当に丁寧に描かれていて、人の体が持つ自然な美しさをしっかり捉えていて「この方は人間が持つありのままの美しさをこんなによく見て理解していたんだな」と感動しました。
出発点がここだったからこそファッション業界で成功されたんでしょうね。だってみんな見たいし着たいでしょこういう発想の服は…なんぼ服を作ってもどの作品にも魅力があるのは原点となっている発想が魅力的だったからからだったんだなと思いました。
「なんのために作るのか。どこで活きるよう作るのか」を追求して作られたものって輝いてますよね…。