今日は腕時計を買いに雑貨屋さんへ行ったんです!
ほしたら!
仲良さそうにお話しながらアクセサリー類を見る女性客お2人組の傍に...
いかにも
「僕、今とても退屈してます。飽きました。本当にもう帰りたいです」
という顔をした少年が、
お店の隅に挟まるようにしてじみみ〜っと立っているではありませんか!
多分女性客が連れてきたお子さんなんだと思いますが、
怒るでもなく、
悲しむでもなく、
焦るでもなく、
我慢するでもなく…
ただただ
「僕、本当に退屈です」
というオーラを強く発していて、もう可愛くて可愛くて本当に笑えました😂
ひと目見ただけで「誰かに連れてこられたが商品に全く興味がないので早く帰りたくてたまらない人」というバッググラウンドと心境が伝わる表情と立ち方に美しさを感じました笑
世の表現者が自分の心情を伝えるために、
一生懸命文章を書いたり、絵を描いたり、歌ったり踊ったり演じたりしている中…
ただそこに立っているだけで全てを伝えられることができていたあの少年は
大物だと思います!
混じり気のない感情にどっぷり浸っているのがいい効果を演出していたのかもしれませんね。
「僕の言うことを聞いてよ!もう帰ろうよ」と怒るわけでも、
「なんで僕が帰りたがってることに気づいてくれないの…」と悲しむわけでも、
周りの人の顔色を伺って我慢したり自分の気持ちを誤魔化したりするわけでもなく、
ただただ己の中にある「退屈」「飽きた」「帰りたい」をありのまま受け止め、
そのままそこに「在る」姿は、
潔い美しさと心地良さを感じました。
承認欲求や他者の目を意識する気持ち、他人から「こう思われたい」と望む気持ち、他人に「察してほしい」と求める思いは状況を複雑にしすぎてしまうことがあります。
自分の感情にひとりどっぷり浸かる時間があることは自分のケアになりますので、
大人だって自分の色々な思いをありのまま存在させてもいいと思います。
「誰か私をケアしてよ!」と飢え叫ぶ姿は時に醜く見えてしまうことがありますが、
「今、私はこうです」という状態にそのまま浸り、自分を自分の感情に付き合わせるのであれば、
その状態がネガティブな感情によるものだったとしても、説得力ある美しさに見えるものなんじゃないかと思います。
明日も平和に生きまほ〜